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なおの競馬本レビュー

競馬で勝ちたいです

金満血統王国年鑑 for 2017を読んでの感想

サラブレで20年続いている血統コラムの金字塔です。

昔の事はよく知らないのですが、20年続いている事はとんでもない事だと思います。

中京競馬場中山競馬場の改修やエアレーションの導入など馬場が大幅に変わって、血統傾向がどうなっているのか掴むのに最適な1冊です。

血統はマニアックで解りにくい印象ですが、基本的には父か母父で語られているので、初心者でも解りやすいと感じました。

 

そして他の競馬本と比べてボリュームが物凄いです。

分厚いですし、文字がギッシリ詰め込まれています。

2000円前後の本でも中身スカスカであるケースが多いので、日頃から不満を持っているわけですが、金満血統王国を見習って欲しいです。

とは言え、文章の多くが雑談もあります。

月刊誌の連載で読むなら「それもまたいい」と思うのですが、単行本で読むと時事ネタが既に古くなっている事もあってイマイチです。

同じ金額取ってもいいので、編集版があってもいいと思いました。

「競馬で勝ち続ける1%の人になる方法」を読んだ感想

ギャンブルブロガーのメタボ教授さんの競馬本です。

 

世の中に多く出ている競馬本は「血統」「調教」「指数」「データ」など何かしらの専門的な解説が多いのですが、この本は違いました。

競馬は血統なら血統のスペシャリストが勝つわけではなく、オカルト以外の全ての要素を効率的にマスターする人が勝てるという教えとなっています。

「それって一般の競馬ファンと変わらないのじゃないの?」

と思いましたが、一つ一つの要素の見方に独自視点があり、結果として一般ファンの予想アプローチとは異なります。

ちなみに「逆神予想はオカルトなので駄目」というのも新たな発見です。

逆神様は基本的に競馬が下手ですが、たまに当たる事もあります。

上級者がわざと外す事を目的とした予想ならその買い目を避けることは有効ですが、素人の予想を避ける行為自体「根拠がないオカルト」という事です。

他にもスピード指数の「能力測定以外の使い道」や「馬券の買い方」や「調教の見方」や「データ分析方法」など他のライターさんと一線を画する内容となっています。

 

これまでメタボ教授という人を知りませんでしたが、アマゾンの競馬コーナーで見かけてレビューの評判が良かったので読みました。

いちおう人気ブロガーだそうですが、知らなくてニワカですみません。

それとこの本は今のところ電子書籍版しか出てないです。

今まで読んだ競馬本の中でも1.2を争う内容だと思いますが、出版社の人は何故これを書店に並べないのでしょうか。

コネだけの競馬ライターに読ませたいです。

馬場のすべて教えます~JRA全コース徹底解説~を読んだ感想

グリーンチャンネルなどでお馴染み小島友実さんの著書。

JRAの馬場造園課に取材して馬場に特化した本となっています。

全10場の競馬場あるわけですが、競馬場によってコースメンテナンスの方針が異なるのが勉強になりました。

エアレーションをしない競馬場、芝の品種が異なる競馬場、同じ競馬場でも場所によって芝の品種が異なるなど色々と奥深かったです。

また、開催がない時はメンテナンスをしているわけですが、長期間の休みがある場合と1ヶ月しか休みがない場合とでは、方法が異なります。

そのため、同じ競馬場でも開催によって芝の状態が違うそうです。

どの競馬場がどういう手入れをされているかを事細かく記しています。

 

また芝の長さがタイムに与える影響やタイムの速さにおける故障率などは一般的な考え方と異なるようです。

そういったのも勉強になりました。

 

回収率UPに直結するための馬券本ではありませんが、馬券戦略を考える上で読んでおきたい本です。

 

ただ、競馬の馬場は年々少しづつ変わっています。

競馬場の担当者も変わると馬場メンテナンスの考え方自体が変わるはずです。

この本は2015年の本なのですが、10年後には大きく変わっているでしょう。

2020年以降にまた続編を期待します。

「砂にまみれて飯を食う」を読んだ感想

競馬ライターである半笑いさんの最新作です。

ダートの下級条件に特化した内容となっています。

私自身もダート下級条件を得意です。

ダートの上級条件は出走権(除外)云々と地方交流があるので難しいと思います。

 

それで内容なのですが、コース別データを並べただけの内容でした。

JRA-VANで拾えるようなレベルです。

それに半笑いさんの代名詞であるラップ理論を絡めたというような本に仕上がっています。

コース替わりを狙えという教えですが、既に実績があるコースを狙うとなると人気になるわけです。

読み終えてやるせない感覚になりました。

 

半笑いさんのネット上での評判はよろしくなく、情報商材やnoteの販売に力を入れているような人です。

有料の配信もしていますが、回収率はこんな感じとなっています。

 

これを有料で売るとかどうかしています。

noteだと1レース1000円以上取っていてこの数字です。

こういった人が何故本を出せるのか疑問に感じました。

 

 

「馬券術政治騎手名鑑2017ナナコ新党が競馬界を救う」を読んでの感想

政治騎手でお馴染みのヒノさんの最新作です。

『騎手名鑑』と謳っているだけに、ほぼ全ての騎手が網羅されています。

エージェントのつながりや厩舎のつながりが事細かく解説されていました。

それが馬券にどう活かせるかというのは疑問ですけど、あくまで名鑑として手元に残しておきたい一冊です。

 

表題の菜々子新党というのは中身を読んでもよく解りませんでしたが、本を売るために適当なキャッチコピーを付けたのでしょうねw。

藤田菜々子騎手は過剰人気するので買いたくないですが、乗鞍や馬質が充実していて、たまに来て「勘弁してください」となる事もあります。

他にはデムーロ騎手がエージェントを変えた経緯などが書いて勉強になりました。

デムーロ騎手はエージェントを変えて確かに馬質は落ちていますが、この本が出ても絶好調です。

やはり競馬はエージェントだけでは決まらないのだと思います。

 

それと内田騎手が重い体重の馬を動かすのが得意というのも勉強になりました。

そんなこんなで騎手を色々と解説しているわけですが、買い時もデータに基いて解説しているため、信用性が高いです。

毎年出ていて昨年がどうだったのかは知らないのですが、持ってないならオススメの一冊だと思います。